ディープな深い低音。Kiwi Ears Melodyという平面駆動イヤホンのレビュー。
今回は、Linsoul様より提供いただいたKiwiEarsのMelodyというイヤホンに関してレビューをしていきます。
Gallery
スポンジが裏に挟まってるのは良いところ。
内容物はこんな感じです。
シェルはまあ一般的な感じです。
拡大してみてみると、シェルは多少粗がある。
イヤピは2種類付属。
右のほうが開口部が広め。個人的には右のほうが良かった。ただ、最終的にはちょっと浅い感じがして別のイヤピに変えてしまった。
ケーブルはそこまでしっかりした感じはなく、リケーブル想定のように見える。
仕様
- 12mm 平面振動ドライバー搭載
- 2pin仕様
- インピーダンス 18オーム
- 感度 102dB
- 89USD
レビュー
標準の3.5mmケーブルを使っても良かったのですが、どうもパワーがないと低域に寄ってしまう傾向があったため4.4mmのAceOrpheusケーブルに交換して確認をしました。
このイヤホンはエージングを比較的長くやったほうが良さそうなイヤホンです。最初の印象と、15時間くらいエージングしたあとの印象と、40時間くらいエージングしたあとの印象で結構変わるなと思いました。(最初は低音ホンに思ったけど、途中で高音や楽器の音が強くなり、最終的には高音や楽器の音は収まってきて低音がより主張するような感じに変わっていきました。)
3.5mmから4.4mmに切り替えたからというのもあるだろうけど、印象が大分変わります。
高域の広がりが増して、高域は聞き取りやすくなった。しかし超高音は抑えられがち。
歯擦音は多少感じる。気にならない人は気にならないレベルの歯擦音だと思う。
低域は深い低域がだいぶディープな感じに強く出てくれます。しかしながら通常の低域はそこまででもなく、タイトな低域です。
ボーカルに結構注目を置いている感じがあり、まあまあ近く感じますね。
平面一発ということと音のバランスが安定しているので、様々なジャンルの曲に合う。
最近話題のロリ神レクイエムとか、良い感じですよ。深いディーブな低音が響くため気持ちよく、ボーカルは全く埋もれることはないです。
比較
vs 武則天
平面で個人的に好きな武則天と比べてみる。
深い低音は当初は武則天のほうが出てたが、Melodyのほうが量感が増えた。
高域は多少ながらMelodyのほうが出ているかな。
音の広がりはそれほど変わらないかな。
vs KZ PR2
KZ PR2とも比較をする。
PR2はスネアの音が結構耳に残り、アタック感を一番感じる。Melodyはそうでもない。
PR2も歯擦音が多少ある。Melodyとおんなじくらいかな。
PR2は深い低域はほとんどない、Melodyはあきらかにあるね。
PR2のほうがノリが良いイヤホンには感じる。特にドラムの音を大事にしている傾向を感じる。
楽曲で
この３つのイヤホンで結束バンドの星座になれたらを聴いてみた。
どれも個性があって良い。
Melodyは最初の入りのベースが思ったよりも鳴るし、その後のベースも結構主張がある。もちろんシンバルの音も聞こえる。ちょっと乾いたような音だ。
PR2はベースの音にはそれほど重きを置かずに、ギターの音とドラムの音に力が入ってるように感じる。
武則天はMelodyほどではないもののベースの音があり、シンバルの主張もあるが多少遠くで鳴ってる感じがある。ある程度の距離があるからそれぞれの音を聞きやすく感じる。
ボーカルは武則天とMelodyが同じくらい近く、良さを感じるが、Melodyは若干歯擦音を感じる。
解像度はすべて申し分ないと感じる。
評価
このあたりの価格の平面駆動は結構クオリティが高いので難しいところ。
Melodyは
- ディープな深い低音を聴きたい人
- 女性ボーカルを近くで聴きたい人
- 平面駆動イヤホンに手を出してみたい人
におすすめです。 当初はここまで低音が増えてディープになるとは思ってなかったんですが、個性があっていいと思いました。
買いたい
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