$150のトップクラス。TANGZU Zetian Wuという平面駆動イヤホンのレビュー。
今回はTANGZU(旧T-Force)というメーカーのZetian Wuというイヤホンのレビューになります。
Gallery
パッケージは大きいです。
パカッと開いたところ。
イヤピたくさん。
ケースも大きい。
仕様
詳しい仕様は今回そこまで書きませんが
- 14.5mm平面振動板を利用
- ケーブルが3.5mmか4.4mmか選べる (日本販売は一種類固定になるかも?)
- ピンは一般的な2pin仕様
といったところです。
Zetian Wuという名前は中国の武 則天、中国史上唯一の女帝の方の名前らしいですね。
レビュー
さてレビューですが、ケーブルは4.4mm版、SpinFit CP100+利用、iBasso DC06、スマホのYoutubeMusicから音出しをやっています。(iBassoのアプリは音量30、端末側はMAXにしています)
決して強い環境ではありません。。。つよつよな環境はそんな持ってないのでね。。。
まず装着感からなのですが、標準のイヤピたちの装着感も悪くはないのですが低域が多少漏れてしまったりすることもあってCP100+で利用しております。CP100+を利用した装着感は抜群で、個人的には大体のイヤホンはこのイヤピをつけてほしい。。。
大きさも許容範囲内で、MUSEHIFI POWERと比べると小さいです。
到着してから結構経ってるので、エージングなどは仕上がってると思われます。
音は平面駆動らしく音の広がり方が異なる印象です。私が持ってる平面駆動は結構音が近いんですが、平面駆動はだいたいこんな感じになるんでしょうか。
レンジ自体の広さはちょい狭めで近いのですが、各種楽器の音は別々の位置、距離から鳴ってくれるので不思議と窮屈さは感じません。
この近さも相まって、女性ボーカルは非常に近めに感じられます。
音のバランスは低ドンシャリ傾向。この手の低価格帯の平面駆動のイヤホンは高域がハードに出てくる印象がありますがこちらのイヤホンは上手くきつくならないレベルに抑え込めています。高域は分離感がよく、またサ行が刺さることはありません。
平面駆動にしては量感のある低域が出ています。少ないと感じることはありません。ただダイナミックのような鳴り方とは異なるようで、低域の圧を感じることはあるものの耳がきつくありません。丁寧に低域を出してる感じがあります。私はこれはこれで好印象なのですが、ダイナミックな圧を感じたい人は向かないかもしれません。
音の解像度、分離感に関しては個人的には十分です。ただし、レンジが狭めなので曲によってはごっちゃりするかもですね。アニソン等は聴いてる感じでは問題なく感じます。
ちなみにですが、このイヤホンはソースの音質に非常に影響を受ける傾向があります。できる限り音質の良いビットレートで聴くことをおすすめします。
私はめちゃくちゃこの音の広がり方とか音のバランスが気に入っていて、最近はこのイヤホンで聴くことが多いです。 ダイナミックとはちょっと異なる音の鳴り方をするので、好き嫌いはあるかもしれません。。。
評価
高域:★★★★★★☆ 6.5
中域:★★★★★★☆ 6.5
低域:★★★★★★☆ 6.5
レンジ:比較的狭めかも
分離:十分ある。強い環境だとより良い
モニター用ではなくリスニングライク
シャープな音というよりはまったりした音
個人的なおすすめ度:私は非常に好きなのでおすすめしたい
この音が2万で手に入ると考えると非常に良い。円安の影響を受けつつもコスパがよいイヤホン。
買いたい人は
AliExpressで購入可能ですが、日本でもmimisolaさんが扱う様子があるのでそちらを待っても良いかもしれません。
ちなみに現状でもLSオーディオ経由であればAmazonから購入も可能です。